2015年8月15日土曜日

洗面室の床は『リノリウム』

ソファでごろんと横になっていると、

『そこでねないでくだしゃーい!』

と、2歳の息子に注意されるパパ。

しかし、すかさずパパも反撃。

息子も、夜遅くまではしゃいだ翌朝はなかなか起きずに、
リビングへ連れてきてもソファで寝続けていることがしばしばで、
ちょうどその写真があったので、
パパが、ソファで寝てる息子の写真を見せて、
『これはだあれ?ソファでなにしてる?』
と聞くと、

『○×△くん ねてる』

と認め、

『じゃぁパパもソファで寝ていい?』

『いいよ』

と、円満解決しました。


ユニットバスの床の色は、洗面室の床の色に合わせましたが、
今日はその洗面室の床のお話です。

もともとはタイルで考えていたのですが、
コスト削減の一環で、塩ビシートに変更することにして、

最初は廊下が白っぽいフローリングなので、
それに合わせて白の長尺塩ビシートで、と思ってたところ、

設計士さんからおすすめされたのが、
当時、賃貸マンションの一室だった設計事務所の洗面室のフロアシートです。

シートのわりに高級感があって、
設計事務所さんも気に入って、品番を問い合わせたそうなのです。

一般的な塩ビシートよりはややお値段高くなりますが、
そうはいってもシートなので大した増額にはならないので、
おすすめのフロアシートにすることにしました。



それがこちら。


Forbo(フォルボ)

というオランダのメーカーの

『Marmoleum(マーモリウム)』

という床材です。


マーモリウムの中にも色々な模様のラインナップがあって、
その中の“フレスコ”というシリーズの、

MARMOLEUM FRESCO colour 3872 volcanic ash

です。
“フレスコ”は、フレスコ画をイメージしたシリーズのようです。

『マーモリウム』というのは、
天然素材(亜麻仁油など)から作られる『リノリウム』という床材で、
『マーモリウム』はファルボ社のブランド名です。

リノリウムは約150年前にヨーロッパで発明された床材で、
戦前は世界中で生産されていたそうですが、
今ではヨーロッパの3社だけしか製造していないようです。

塩ビシートなどに比べると製造にかなり時間がかかることもあり、
日本でも高度経済成長期に、製造期間が短い塩ビなどにとって代わられたそうです。

ちなみに、塩ビシートやら壁紙やら、住宅建材大手の『東リ』は、
もともと『東洋リノリューム』なのだそうです。

天然素材の床材という意味では、日本でいうと、
イグサから作る畳 みたいな存在ですね。

亜麻仁油の抗菌性、シックハウス対策やエコの観点から最近再び注目されていて、
住宅だけではなくて、病院や教育施設まで、世界中で利用されているそうなのです。

しかも、表面の「トップシールド」のおかげで汚れがつきにくく、
ワックス塗布の定期的なメンテナンスは必要ないそうです。

なんて、あたかも知ってて選んだ風ですが、
実は今日調べてはじめて知りました。

てっきり、ちょっとオシャレな塩ビシートだと思っていたので、
調べてよかったです!
増額も納得して受け入れられます。

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