2015年2月28日土曜日

屋根をフラットから片流れへ変更

ぷーっと吹くと、ピロピロ伸びる『拭き戻し』。
最初は、よく分からず、吹く力も弱くて、
うまく遊べなかった2歳の息子。

ほどなく吹き加減をつかんだようで、
ぴろぴろ〜 っと大成功。

一度成功すると、猛特訓をはじめて、
何度も何度も、ぷー、ぷー、と吹きまくり、
コツをつかんだのか、

今度は、『これも!』といって、
三本ついている、三方吹き戻しに自ら挑戦。

しかし、2歳の肺活量では三本のうち1本しかぴろぴろせず…
それではじめて知ったのですが、
3本への空気の回り方は順番が決まっているんですね。

猛練習したものの、2歳の肺活量では1本目までが限界でした。
息子が猛練習したために、拭き戻しがよだれまみれになり、
紙でできているので、しわしわになってしまって、
もはや吹いてもピロピロのびなくなってしまいました…。


今回はうなぎの寝床の屋根のお話です。
最近のトピック、『減額作戦』とは関係なく、
むしろ増額要素かもしれません。

うなぎの寝床の屋根案として、
外観のデザインにあまり影響しないところで、

1.フラット(FRP防水)で内樋
2.片流れ(ガルバニウム)で内樋
3.片流れ(ガルバニウム)で外樋

の選択肢がありまして、
建築家さんとしてはデザイン的に一番オススメの、
フラットタイプで設計を進めてきました。
その図面がこちら↓


図面の右側が北で、道路に面しています。

なぜ今さら変更したかといいますと、
パパママがずっと気にしていた、
FRP防水の経年劣化がやっぱり気になって。

FRPは紫外線で劣化します。
そこに地震で揺れたりすると、亀裂が入りやすくなるそうなのです。

やっぱり、斜め屋根でガルバニウム、が機能的には一番だそうで、
さらに、メンテナンスのことを考えると、内樋よりも外樋がベターだそうです。

パパママも屋根の安全性とのちのちのメンテナンスを優先したいので、
“片流れ+外樋”に変更してもらうことにしました。

あとは、外観デザインとの兼合いです。
片流れ+外樋プランの図面はこんな感じです↓


斜め屋根とはいえ、北から南への斜め屋根なので、
北側の正面のデザインには影響せず、
樋も南側なので、道路から見える外観には影響しません。

ちょっと見づらいですが、図面の左側の南に外樋がついています。

屋根に勾配がつくことで、各階の天井高が少しずつ低くなります。

設計事務所さんにもご相談して、変更OKとのことでした。

ただ、コスト的にはアップになります…。
FRPよりガルバニウムの方が高いので。
まぁそこは致し方ありません。
安全安心第一、ということで。

今日は見積り調整の打合せ第3回です。
減額プランの具体的な見積り推移を工務店さんが持ってきてくれるはず、
なので、それをもとに、最終的にどうするか考えていくことになります。

どうなることやら…。

施主支給も設計監理料の対象に!

録画していた『風立ちぬ』を見ていて、
動物もでてこないし、全体的にしんみりしているし、
2歳の息子はきっと興味もたないだろうと思っていたら、

最後まで見終わると、

『ひこーきみる!』

と、思わぬくいつきっぷり。

せっかくなので、
『ほんものの飛行機みる?』
と聞くと、

『ほんもののひこーきみるー!』

というので、先週末、
羽田空港の近くまでフラッと行って、
離陸する飛行機を真下で見せてあげたら、
大興奮の息子。

いつのまにか、“ほんもの”が“とんぼの”になっていて、
『とんぼのひこーきみたのー』
と言っている息子です。


先日、“施主支給でコスト削減作戦”をご紹介しましたが、
残念なことが判明しました。

今検討中の工務店さんはとても良心的で、
原価を公開してくれていて、
原価に対して工務店さんの利益を○○%かけて、
その合計が総工費となります。

で、施主支給した分には工務店さんの利益はかかってこないので、
その分は減額になります。

はじめはてっきり、
設計事務所さんへ払う設計監理料の対象からも施主支給分は外れるのでは、
と思っていたのですが、

念のためと思って確認してみたら、
施主支給分も設計監理料の対象になるのだそうです…。

ちーん…

しょんぼりなパパママですが、
調べてみると、世の中的にもそれが当たり前のようです。

施主が購入したものでも、
それをどこに設置するかとか、施工を『監理』することになるので、
設計監理料がかかってくるのだそうです。

というわけで、
当初の目論みよりも減額作戦の効果が弱まってしまいました。

それにしても、建築費の高騰ってなんなんですかねぇ。

2015年2月19日木曜日

減額案③ バルコニー

2歳の息子が通う保育園でのある日の夕方。

インタビューごっこがはじまり、

『おなまえは?』

とか

『すきなものはなんですか?』

と、保育士さんも一緒にインタビューしあっていたらしく、

ひとりブロックで遊んでいたうちの息子もインタビューを受けて、

『すきなものはなんですか?』

と聞かれると、迷わず、

『いちご!』

と答えたそうな。

普段保育園ではイチゴはでないので、
お迎えの時に、
“いちごが好きなんですか?”
と保育士さんに聞かれるママ。

実際、いちごは大好物なので、
ちゃんと正しく答えていたんだね~
と感心しました。


さて、施主支給のリストアップと並行して、
減額できそうなところがないかも引き続き探しています。

まだ工務店を決定しているわけではないのですが、
もう一社の見積りがまだでないので、
ひとまずC社さんの見積りをもとに話を進めていて、

先週末はC社さんも同席して下さっての打合せでした。
そこででた減額案の一つが、“バルコニーのウッドデッキ”をなくすことです。

パパママが指定していたわけではないのですが、
今の図面上はバルコニーにウッドデッキを敷くようになっていて、



こんなイメージです。


このウッドデッキがないと、
どういう状態かというと、




その下の、FRPがむき出しのままの状態になります。

こんな感じです。


今のマンションのバルコニーはウッドデッキですが、
その前に住んでいたマンションはどこもFRPのままでしたし、
特にこだわりがないので、
ウッドデッキははずしてもらうことにしました。



ウッドデッキをはずすことで、施工費も入れて約20万円の減額になります。

ちなみに、原価レベルの金額の話なので、
実質は

『20万円+工務店さんの利益+設計監理料+消費税』

がひっくるめて減額となるので、
原価の3割増くらいの減額になります。

なので、塵も積もればで、
小さな減額の積み重ねで、それなりの減額になっていくはずです。

地道にがんばりましょう。

施主支給候補

月曜日の保育園の帰り道、
お迎えの時間がたまたま一緒になった女の子のお友達が、
マイペースにキャッキャ言いながら歩くうちの息子を追いかけるも

うちの息子はかけ足で走っていくものだから、
女の子は追いつけず、

うちの息子が立ち止まり、追いつくかと思いきや、
また走り出し、女の子は追いつけず、

そんなのを繰り返しながら、
やっとの思いで女の子がうちの息子に追いつき、

なんと、手をつないで歩きだしました!

保育園のお散歩でお友達と手をつないで歩いたりしている、
とは聞いていましたが、はじめて、
息子がお友達と手をつないでいるのを目撃したママでした。

しかも女の子に追いかけてもらって、
幸せな息子です。

うちの息子が女の子を必死でおいかけていたらちょっと悲しいので
逆じゃなくてよかったです…。


減額作戦の一つの『施主支給』。

どんなものが施主支給できるか、
見積書を見ながらざっとピックアップしてみました。

まずはサンワカンパニーのもの。
サンワカンパニーは誰が買ってもワンプライスで、
工務店だから安く仕入れられるということが全くないらしいので、
サンワカンパニーのものは全て施主支給にしようと思います。
主なものは、
 ・機能門柱
 ・1階洗面ミラーボックス
 ・3階洗面台

あとはタオルハンガーとかですかね。

ほかに、住宅設備機器類は可能な限り施主支給したいところです。
たいてい、一般人が買うより、
工務店さんが仕入れる価格(『工務店価格』というやつです)の方が安いのですが、

最近はネットで結構安く買えるお店もありますし、
多少工務店価格より高くても、
そこにのっかってくる工務店さんの利益と設計事務所へ払う設計監理料を考えると、
施主支給の方がベターなものがたくさんありそうです。

・食洗機
・IHクッキングヒーター
・インターホン
・火災報知機
・エアコン
・浴室乾燥機
などなど

こういう地道な努力で、
少しでも合計額が膨らまないように調整できていくとよいのですが…。

2015年2月18日水曜日

施主支給活用術

保育園からの帰り道、
通りすがりのマンションの外階段をいつも登りたがる2歳の息子。

いつもはママに怒られながら何度も昇り降りするのですが、
一昨日は、
『おうち帰ってごはん食べるよー』
というと、

『わかったー』

と言ってスタスタ降りてきてくれました。

さらに、お風呂に入る時にいつもは、
『やーだー』
とか言ってちょっと逃げ回るのですが、
その日は、
『お風呂入るからズボンぬいでー』
とママが言うと、

『わかったー』

と、異様に聞き分けがよい息子。
きっと、"わかったー"というセリフがマイブームなだけなんでしょうが、

このまま聞き分けがよいままなら楽なのに、

と思った矢先、昨日はすでに"わかったーブーム"は去ってしまったらしく、
またいつも通りいたずら顔で逃げ回られました。


そんなことまったくストレスに感じないくらい、
もっと頭を悩ませているのが、うなぎの寝床の『減額作戦』です。

参考にできる減額案はないものかと、
これまで参考にしてきた他の建築ブログをもう一度読み直してみたりしています。

すると、みなさん苦渋の決断で見積り調整のために試行錯誤されていて、
うちだけじゃないんだ、という慰めになります。

みんな考えることはだいたい同じで、
やっぱりそこ削ることになりますよね…
というものが多いですが、
まだうちでは手をつけていない項目があるかもしれないので、
忍耐強くもう少し検索してみようと思います。

あとは"施主支給"をどれだけ活用するかですね。

"施主支給"というのは、工務店さんを通して仕入れるのではなく、
自分たちで購入して、それを工務店さんに取り付けてもらうので、
もちろん設置費用は発生するのですが、

何がメリットかというと、
商品そのものの価格は"工事費"に含まれないので、
"工事費"自体は下がります。
工務店さんの利益や建築事務所へ払う設計監理料は、

工事費 × ○○%

なので、工事費が下がるほど、付随して他の出費も減額していくのです。

工事の工程を随時把握して、納期が遅れないように発注したりとか、
手間は増えますが、施主支給することで節約できる経費はバカになりません。

世の中の自宅建築の先輩たちのブログを参考に、
施主支給できるものを地道にリストアップしていこうと思います。

2015年2月12日木曜日

減額案② 階段

『豆』が大好きな2歳の息子。

五目豆も黒豆も納豆も煮てない豆まき用のかたい大豆も、
とにかくお豆が大好きです。

ある日、夕食にお豆がなかったら、

『あれー くろまめさんいないねー どこかなー』

とお豆を探す息子。

『ほんとだねー いないねー』
とママが合せていると、

『くろまめさん おさんぽいったの!』

となぜか一人納得する息子。

お豆暴動が起きずに内心ホッとしたママでした。


まだまだホッとできないうなぎの寝床の予算問題、
窓に続いての減額プランその②は『階段』です。

デザイン性の高い階段が特徴の設計事務所さんで、
パパママもこの設計事務所さんの施工事例の階段がどれも好きです。


特に特徴的なのが、
この『片持ち階段』。

一見、耐久性が心配になりますが、
重い家具などを持って上がっても全く問題ないそうです。



もともとは、こういう階段を予定していたのですが、

片持ち階段にしても30万円くらいのアップでは~

との話だったので、
それならば、と、夢の片持ち階段に変更して、
本見積りを出してもらいました。



そうしたら、なんと、とんでもない、

約80万円くらいアップのえらい金額になりまして、
片持ち階段は潔く諦めることにしました。


上の写真みたいなジグザグの『稲妻型』もよいですが、

こちらみたいな、サイドがストレートなのも、
手すりと階段がパラレルにそろってスッキリしています。

気になってコストの違いを聞いてみたら、
こちらの方が少し安いそうです。

いずれにしても、片持ち階段を諦めたことで、
それなりのコストダウンにはなりましたが、
まだまだ目標金額への道は長いです。

2015年2月10日火曜日

減額案① 窓

先月ママの勤務先が異動になってから、
ちょっと更新が滞り気味になってしまっていて、
1週間前の話題になってしまいましたが、
保育園で節分の豆まきをした2歳の息子。

保育園の先生扮する鬼が登場すると、
こわくて泣いてしまったそうな。

サンタさんに続いて、今回も怖かったようです。

3日から毎日ずっと、
『オニさんこわかったー』
とつぶやいています。
いつ忘れるんだろうと楽しみなママです。

でも自分で制作した鬼のお面は大のお気に入りで、
毎日家で朝から晩までかぶっています。

気に入りすぎて、外にもつけていこうとするので、
朝保育園に行く時にはずすと、
大泣きする始末で…

それ以来、朝は別の部屋に鬼を隠しています。


さて、目下知恵を絞って減額案をひねり出しているうなぎの寝床。

少しずつ減額案をご紹介していきます。

まずは『窓』ですね。

C社さんからも、サッシとガラスの費用が占める割合がかなり大きいので、
ここをなんとかしないと…

とアドバイスされていたのと、

パパママも、減額が必要な時には潔く仕様を下げようと思っていたので、

まず、本見積もりは“網なし”でだしていた2階南側の大開口のFIXガラスも、
“網入り”にすることに。
これは以前から温めていた減額案です。

あとは、3階の寝室と子供部屋の窓を、
既成の規格を組み合わせることに。

実は3階の窓は必要以上に立派で、
パパママは前から、こんなに立派じゃなくてよいのになー
と思っていたのですが、
せっかく設計事務所さんが考えて下さった図面ですし、
無下にもできず、
まぁこれで予算内におさまるならもちろん構わないけれど、
くらいに思っていたので、

今回、予想以上の予算オーバーに直面して、
ここぞとばかりに、3階の窓の仕様を下げてもらいました。

要は、端から端まで全部窓、ではなく、
規格の決まった窓を入れて、残りの部分は壁、
ということです。

これでいかほど下がるでしょうか。

でました本見積もり

いつも触ろうとする近所の家の門をガチャガチャしなかったので褒めた矢先、
次の日はまたさっそくガチャガチャした2歳の息子…

今通っている保育園から、来年の内定通知がきました!
認可保育園ではないので、毎年更新という悩ましい制度のため、
この時期は毎年ハラハラドキドキしています。

毎年保育難民になりかけていたのですが、
今年ははじめてすんなり入れて、
心配事が一つ減りました。


保育園の心配がなくなったと思った矢先、
今度はうなぎの寝床の予算問題が急浮上。

待ちに待った本見積もりが、先週あがりまして、
先週末久しぶりに打合せに行ってきました。

今回間に合った本見積もりはC社の1社だけでしたので、
残念ながら比較はできず。

といっても、そもそも、
概算見積もりを出してくれた4社のうち、
本見積もりをうけてくれたのがC社だけで、
他の3社は忙しいやら間に合わないやらで辞退されたそうです。

新規で1社、本見積もりをうけて下さっているそうですが、
それも2月中旬頃になるそうで。

なので、今回はC社の本見積もりだけの提示でした。

気になる見積り額は…

じゃじゃん、

驚きの金額!!

なんと、概算見積もりから1000万円くらいアップしています!

たしかに、多少、仕様を上げたりはしましたが、
ここまでアップするとは…

なぜここまで上がったかというと、

1.仕様が上がった分の差額

2.概算見積りの時にはなかった詳細図ができあがって、必要資材が増えた

3.造作部分が複雑になったために工期を長めに設定した

4.概算見積もり時に比べて、一部建築費がさらに高騰した

というのが主な原因で、
チリも積もれば…で驚くような金額になったようです。

今回改めて気付いたのですが、
工期の長さにひもづけされて増減するのが、
仮設工事費(足場などなど)と駐車場代で、
 1ヶ月単価×工期
という計算になるので、
工期が長く設定されると、バカにならない増額になるわけです。

とはいえ、あまり短く工期を設定してしまうと、
終わらなかった時に、工務店さんに“遅延損害”の責任が発生するらしく、
余裕をもって工期は設けるのだそうです。

でも、こちらとしても工期は必要最低限であって欲しいので、
“長引いてしまったらその分ちゃんとお支払いします”
という形で、ひとまず工期を必要最低限の長さで契約することもできるそうなので、
ぜひそれでお願いしたいパパママです。
一度払ってしまったら、早めに終わっても返ってきませんので。

なんとか目標金額に近づけるべく、
設計事務所さんと知恵を絞って、
減額できそうなポイントをリストアップしてきました。

今週末は、C社さんもお打合せに同席して下さるそうで、
一緒に減額案を練る予定です。

うー、頭が痛いです。
せめて今年は保育園問題が発生しなくて本当によかったです。

2015年2月3日火曜日

玄関ドアハンドル第一候補

保育園の帰り道、
通り道の家の門の取っ手をガチャガチャしてはママに叱られる2歳の息子。

何度注意しても、毎回ガチャガチャしに行くので、
困っていたのですが…

昨日、ついに、はじめて、

『ガチャガチャしないよ!』

と自分で言いながら門を指さして、
触らずにそのまま通り過ぎました!

そうそうその通り、えらいえらい、
とたっぷり褒めておきました。


着々と成長する息子を横目に、
膠着状態のうなぎの寝床ですが、

今週末からようやく打ち合わせ再開なので、
嵐の前の静けさ…といったことろでしょうか。

まだまだ決めなければいけないことはたくさんあるはずなのですが、
おそらく本見積り次第で、また大きく変わってくるので、
どうせなら見積りを見てから次を考える方が二度手間にならないかと思って、
今はじっとしています。

とりあえず、
先日ママが見てきた玄関ドアハンドルの候補の写真をパパに見せたところ、



パパ的にはこちらが気に入ったそうです。

スッキリしていてシャープでかっこいいと。

ママ的には丸いハンドル座がどうも気になるのですが、
パパは構わないそうで。

あとは玄関ドアの表面にはられる木の色との相性ですね。


今のところ、こちらが第一候補となりました。

さてさて週末の打ち合わせが今から楽しみです。