2014年6月28日土曜日

液状化の概略判定

うまれた時からわりと足が大きい、1歳10ヶ月になった息子。

昨日、保育園で『靴が小さくなってきたので…』と言われ、
もう!?とママが驚くと、
サイズ自体はまだ大丈夫なのですが、
なんと、足の甲が高いせいで、
マジックテープがすぐ剥がれてしまうのだそうです。

スニーカーのマジックテープがはがれるほどに
分厚い息子の足に驚くママでした。


先日届いた『地盤調査の結果報告書』に、
『液状化の概略判定』というページも入っていました。

"液状化"というのは、
"地下水位以下の緩い砂質土でおこる現象"ですが、
その危険性を厳密に評価するのは難しくて、
ボーリング検査や土質試験などが必要になるので、
あくまで参考程度の評価ですが、

さて、結果は…

液状化の可能性は低い

という、予想通りとはいえ、安心の結果でした。

資料が3つ添付されていて、

1.地形分類による液状化危険度の評価
『谷地』で、『液状化の可能性は小さい』とのこと。

2.液状化予想図
東京都土木技術支援・人材育成センターが出している、
液状化予想図』を添付してくれていて、それによると、
『液状化の可能性は低い』地域とのこと。

"液状化の可能性が高い・ある・低い"
の三段階に分類されて、地図上に色分けされています。

海沿いでも埋め立て地でもないので、
液状化の心配など全くしていなかったのですが、
うなぎの寝床の周辺の液状化予想図を見ると、
わりとすぐ近くに、ほんの一部の地域だけですが、
『液状化の可能性あり』という場所があったので、
ビックリしました。

3.液状化履歴図
『日本の液状化履歴マップ』というものがあるらしく、
それによると、『液状化履歴なし』とのこと。

ということで、うなぎの寝床は液状化の心配はなさそうです。

2014年6月27日金曜日

地盤判定書

昨晩、息子がはじめて、
"ねんね"と言いながら、自ら寝室へ歩いて行きました。

といってもマンションなので、
寝室の入り口はキッチンのすぐ近くなので、
寝室の入り口に立ってママを呼びながら、
ベッドによじ登ろうと頑張っていました。

といっても一人で寝ついてくれるわけではなく、
そこからまた寝かしつけにしばしかかるのですが、
『眠くなったら寝る』
という、人間らしい感覚が分かるようになってきたのかな、
と、成長を感じるママでした。


さて、地盤調査の結果報告書の中の、
地盤判定書の具体的な内容ですが、

■事前調査
地形区分:谷地
地質区分:沖積地盤
観察・異常事項:近隣の家屋外壁にひび割れ

■総合判定
地盤補強

■地盤補強の検討
・ジオコラム工法(柱状改良)
・小口径鋼管杭工法

といった内容でした。

『沖積地盤』というのは聞き慣れないですが、
日本の平野の大部分は沖積層だそうです。

海面の上昇や、河川の氾濫などにより土砂が堆積してできた土壌で、
2万年前以降に形成された比較的新しい地層だそうです。

さてさて、地盤補強にはいかほどかかるでしょうか…。

地盤調査結果

保育園で歯科健診を受けた1歳の息子。

虫歯なし、汚れもなし、の結果で、
日頃の歯磨きの成果が出ました。

初めて見る歯科の先生にちょっと泣きべそ気味だったそうですが、
ちゃんと"あーん"と口をあけて、
大泣きはせずに頑張ったようです。

1歳6ヶ月検診の時に歯科健診も受けられますが、
それ以外では歯医者さんに連れていく機会もないので、
保育園でやってもらえるのは有難い話です。


さて、地盤調査の結果報告書が届きました。
設計事務所宛てに届いていたのを、
先日の打合せでいただきました。

結果は…じゃじゃん、

息子の歯のように問題なし!

とはいかず、

『地盤補強が必要』

との結果でした。

残念…ですが、事前にみていた周辺地域の過去のデータとかをみると、
何らかの地盤改良は必要そうでしたので、まぁ仕方ないですね。

結果報告書は薄い冊子になっていて、中身は、
・地盤判定書
・不同沈下、支持力の検討結果
・ジオテックさん独自の地盤判定フローチャート
・地盤判定の説明書
・調査概要
・地形図、地形分類図
・液状化の概略判定
SWS試験についての説明書
・調査位置図(土地の中のどの場所で調査したか)
換算N値
・調査箇所ごとの具体的な結果
・地盤調査チェックリスト
・現場写真

でした。

現場写真は、ちゃんと調査しましたよ、という証拠として、
調査した場所(今回は5ヶ所)ごとに写真を撮るのですが、
1ヶ所にはママが写っています。

写真を撮る時に、写らないようによけようとしたら、
『どうぞ入って下さい!結果報告書にのるだけなので。』
と言われたので、写っちゃいました。

結果については長くなりそうなので、詳細はまた次回。

2014年6月25日水曜日

キッチンはオーダーせず

乗り物系よりも、今は動物が大好きな1歳の息子。

特に好きなのが、ネコとライオンで、
最近鳴きまねが上手くなってきました。

"みゃーおぅ"
"ガオー"
と、なかなかの演技派であります。


キッチンには(にも?)こだわりたいママは、
オーダーキッチンをどこに依頼するか、
かなり前から検討してきました。

ところが、設計を依頼することになったウルトラKの場合、
通常、キッチンもKさんがあわせて設計するそうです。

ということで、これまでの努力が水の泡に…

といっても、これまでの努力は無駄ではなく、
オーダーキッチンメーカーをたくさん見てきたおかげで、
キッチン事情にもかなり詳しくなって、
キッチンへの具体的な要望もハッキリしているので、
あとはKさんにそれを取り入れてもらうだけです。

なぜキッチンまでKさんが設計するかというと、

キッチンは利益率が約3割らしく、
オーダーキッチンにすると割高になってしまうのと、

Kさんがまとめて設計することで、
壁や床や家具などと合う素材を使ったり、
ミリ単位で設計することができるので、
より綿密なトータルコーディネートができるから、

というわけです。

ママは特にこだわりのキッチンメーカーとかはなくて、
使いやすくてカッコいいキッチンなら何でもよいので、
Kさんにまとめて設計してもらえるなら万々歳です。


もしオーダーキッチンにするとしたらきっとお願いしていたと思うのは、
何度か打合せをして、見積りもとって下さった『北沢産業』さん。
対応も丁寧ですし、他よりは若干割安ですし、オススメです。


さてさて、うなぎの寝床のキッチンはどんなキッチンになるでしょうか。
楽しみです。

2014年6月23日月曜日

基本設計1回目

昨日は家族三人で友人の結婚式に参列してきました。
せっかくなので息子にもスーツと革靴を準備。
ベストに蝶ネクタイもして、ダンディボーイに変身!
したのですが、

高級ホテルの中を走り回り、
時々立ち止まっては、他の参列者をしげしげと観察したり、
そしてまた探検しに走り回り、
汗びしょになりながら楽しんでおりました。

パパと息子と二人揃って蝶ネクタイだったのですが、
息子は『ちょうちょ、ちょうちょ』とお気に入りな様子。

汗びしょだったので、ジャケットは脱がして、
スーツに蝶ネクタイ姿にさせていたら、
ウエイターさんみたいでした。

お子様用ワンプレートランチもでてきて、
普段ならペロリの量だったのですが、
はじめにはしゃぎすぎたのか、
披露宴の頃にはややおねむモードで、
珍しく残していたので、
パパママも残りをお裾分けしてもらったら、
さすがはリッツカールトン、
お子様用のお料理も驚くほどおいしかったです。
特にスープが格別でした♪


その前日の土曜日は、待ちに待ったプラン提示、
第一回打合せ(基本設計①)でした。

でてきたプランは…さすがはウルトラK、
シンプルだけれどディテールにこだわった、
他とは一線を画したプランでした。

プランのポイントは、

1.南側の大開口
南側の斜面の緑がとてもきれいなので、それを借景として楽しめるように、
3階南側が吹抜けとなっていて、2階から3階にかけての大開口となっています。

準防火地域なので、防火対応のサッシでないといけないため、
規制の木造用サッシではサイズに制限があるので、
大開口を設けるとなると、ビル用サッシか、特注になります。

ウルトラKでないとできないわけではないのですが、
そういった特別なサッシの扱いに慣れていないこれまでの設計事務所さんは、
大開口を設けることをわりと避けていました。

どーんと大きな窓を設けるのはウルトラKの得意技なので、
やっぱり意を決してウルトラKに依頼してよかった、と実感。

2.キャンティレバー

道路に面した北側は、1階はガレージスペースで、
2階、3階部分が片持ち式にせり出した形になっています。
そのせり出し方にウルトラKならではのかっこよさがあります。

玄関は奥まっているので、頑張れば車を並列で2台置けますが、
間口も全面道路も狭いので、2台だと車庫入れ的にはかなり厳しそうではあります…。

3.間取り

1階:(南側)主寝室 (北側)ガレージ
2階:(南側)LDK  (北側)お風呂+洗面所+トイレ
3階:(北側)将来的な子供部屋+洗濯機置き場+テラス


あくまで今回のはファーストプランなので、
これをたたき台にして、今後の打合せで話をつめていきます。

ポイントは3階の使い方と、
あとはコスト次第でサイズをどこまで大きくとるか、です。
コストのことも考えて、
今は容積率目一杯よりも一回り小さく設定して下さっていますが、
パパ的にはもう少し広くとりたいようで。

打合せごとにその場で話し合って相談していく形なので、
次回までのパパママの宿題は、
ファーストプランから変更したい点をまとめておくことです。

いよいよ一歩前へ進み始めました♪

2014年6月20日金曜日

調湿気密シート

最近、1歳の息子が子供用のイスには全く座ってくれなくなってしまいました…。
一度は座るものの、すぐに脱出を試みはじめます。

腰回りにクッションを入れていて、
ちょうどよくおさまってあまり身動きもとれないのですが、
クッションのせいで身動きがとりにくいことに気付いてしまい、
まずは自分でクッションをとって、
さらにベルトをすり抜けて、イスの上に立ち上がります。

前にテーブルがついているので、容易には乗り越えられないのですが、
またいで果敢に乗り越えようとします。

とはいえ、ハイチェアなので、乗り越えたら床に落ちてしまいますので、
片足またいだくらいで見かねて、脱走を許さざるを得ず…。

というわけで、子供イスに座らせると目が離せなくなってしまうので、
最近は大人用のイスに座らせてもらえて、ご満悦な様子です。


家づくりをはじめて、初めて存在を知ったモノがいくつかありますが、
そのうちの1つが『調湿気密シート』です。

なんだか聞き慣れない名前です。

名前からして、たぶん"湿度を調節"するんだろうな、とは予測できますが、
『家の中の湿度』ではなく、なんと『壁の中の湿度』を調整するのが、
『調湿気密シート』です。

なぜ壁の中の湿度を調節しないといけないかというと、
壁の中が高湿度状態(湿度80%で5000時間以上)になると、
木材を腐らせる腐朽菌が壁内に繁殖して、
構造木材の強度が低下し、家の耐久性に影響してしまうからです。

つまり、あくまで構造木材のコンディションを維持するためのもので、
住み心地や快適さといった、体感できる違いは特にありません。

とはいえ、せっかく建てる家(木造)を長持ちさせることができるし、
構造木材の腐蝕を防ぐのですきま風が入りにくく、省エネになるので、
はるに越したことはありません。
逆に、絶対使わないといけないものでもありません。

調湿気密シートで有名なのは『デュポン社』の『ザバーン』です。


調湿気密シートはこんな感じのシートで、
原料はポリプロピレン不織布です。

画像はデュポン社のホームページから拝借。

断熱材の室内側にはります。

どうやって壁の中の湿度をコントロールしているかというと、

ポリビニール・アルコールという分子が、
乾燥状態では分子同士が結合しているので、殆ど隙間がなく、水分も空気も通れません。

湿度が高いと水分子と結合するので、
隙間が広がって、湿気(水分)の分子はシートを通過できるようになるのです。
一方、空気は通過できません。

乾燥すると、また元に戻ります。

■夏
夏は、冷房で室内を冷やしすぎると、壁内に結露が発生します。
つまり、壁内が高湿度状態になるので、
調湿気密シートが空気は通さずに、水蒸気のみを通すことで、
壁内の結露を防止します。

■冬
乾燥している冬場は、防湿機能を発揮して、
室内から壁内へ湿気が入るのを防止して、
壁内を常に乾燥状態に保ちます。

『ザバーン』でなくて、一般のシートは、
ただの『防湿気密シート』なので、冬しか機能せず、
夏場は壁内結露が生じてしまいます。

ところが『ザバーン』は、湿気が通るのを防ぐだけでなく、
湿度に応じて通すこともできるので、"可変透湿機能"を持っているのです。

さて、うなぎの寝床には調湿気密シートがはられるでしょうか。

いよいよ明日は、4週間待ちに待ったウルトラKからのプラン提示です。
今から明日の打合せが楽しみです♪

2014年6月12日木曜日

地盤調査 〜よもやま話

息子がトトロ(のぬいぐるみ)に、
ママの携帯電話の待ち受け画面の自分の写真を見せて、
『○×△』と自分の名前を言って、教えてあげていました。

歯磨きしてあげたり、
息子がトトロ(のぬいぐるみ)ととても仲良しです。

そのうち、トトロに絵本を読んであげたりするんじゃないかしら、
と密かに期待しているママです。


地盤調査を行って下さったジオテックさんの担当の方がとても親切で、
地盤調査にまつわるお話をいろいろしてくれました。

■液状化の可能性の判定は難しい

"液状化の可能性があるかどうかを知りたい"とよく言われるそうですが、
液状化の可能性を判断するのはなかなか難しいらしく、
安いスウェーデン式サウンディング(SWS)試験では分からないそうです。

やっぱり、『安い試験では安いなりのところまでしか分からない』そうです。


■改良目当てでわざと悪い結果にしたりはしないよ

地盤調査費用の見積り』で、
"地盤改良目当てで、わざと悪い結果を出す業者もあるらしい"と書きましたが、

ママが聞いたわけでもないのに、ジオテックさんの方から、

『うちは地盤改良もやってるんで、
改良目当てで"改良が必要"っていう結果にしてるんじゃないの、って思われたりするんですけど、
それしてると信用されなくなっちゃうんで、そんなことはしてません。』

なんて話をされました。

本当かどうかは分からないですが、
そんなことを自ら言うくらいですから、
いろいろ言われたりするんでしょうね。


地盤保証をつける場合は、
あえて地盤調査と地盤改良を別会社にしたりするそうです。

でも、地盤改良の会社が、"調査の結果が信用できない"とかいって、
結局調査をやり直すこともあるそうな。


■雪山で地盤調査したりもするらしい

ジオテックさんは戸建て用の土地の地盤調査がメインらしいのですが、
最近はソフトバンクの電波用の鉄塔を建てるための地盤調査も依頼されたりするそうです。

"地盤がかたい"と思ったら、大きな岩があるだけだったりもするそうで、
山での調査はけっこう大変だそうです。

そういった大きなモノの地盤調査の場合、
工事を気候の良い時期に予定するので、
地盤調査はその前に、となると、雪の時期になるらしく、
雪山で地盤調査したりもするそうです。


などなど、普段は聞けない、地盤調査業界のお話が聞けました。

ジオテックさん、有難うございました。

地盤調査

1歳の息子の保育園での歯磨きは、
みんなで並んで口をあけて仕上げ磨きをしてもらっているらしく、
そのおかげか、
最近では家でも"あーん"と口をあけて、
お利口に仕上げ磨きをさせてくれます。

息子にも歯ブラシを持たせて自分でゴシゴシさせてますが、
昨日はトトロ(のぬいぐるみ)にも歯みがきをしてあげていました。

やさしいねぇ、と思う親バカなママでした。


さて、ついにうなぎの寝床の地盤調査が行われました!

ママが立ち会える時間に日程調整して、見学して参りました。
最近毎日雨ですが、地盤調査の日はお天気も良くてラッキーでした。

調査開始予定の15分前くらいに行くと、
既に担当の方がいらしていて、準備を始めていました。


調査をする予定の場所に、
チョークでマークがつけられています。

スウェーデン式サウンディング試験なので、
家を建てる予定の範囲の四隅+真ん中で、5ヶ所です。

まだプランは未定なのですが、おおまかな大きさや位置は、
設計事務所さんが事前にジオテックさんに
伝えておいて下さったようです。


北側道路なので北側にガレージがくるだろう、ということで、
南寄りの四隅を測定しました。
土地全体の四隅を測るよりも、実際に建物がのる部分を調べる方が、
実態に即していて合理的だそうです。


こちら、今回ご活躍の
日東精工の『ジオカルテIII』。

地盤調査 〜予習』で、
"おもりを1枚ずつのせていき…"
と書きましたが、
今や地盤調査も機械化の時代。

手作業でおもりをのせたり
ハンドルを回したりする必要はなく、
このジオカルテ君がほとんど自動で
測定してくれます。



左の写真のような、

先端がスクリュー状に尖った棒をジオカルテ君にセットして、
ボタンを押すと、自動的に測定が始まります。

上の写真の『おもり』は常にのった状態で、
ジオカルテ君全体で100kgの重さになっています。


で、ジオカルテ君がブレーキをかけながら、25kg, 35kg...と
荷重を調整していきます。

100kgの荷重でも自沈しないと、ジオカルテ君がハンドルを回転させて、
貫入するのに回転させた回数を記録していきます。




このように、上から荷重をかけて
少しずつ下がっていき、地面まで下がると、
棒を継ぎ足して長くして、
さらに深く貫入させていきます。

だいたい10mくらいまで、
地質によって途中で終了させたり
していました。




荷重がかかると、回転していないのにずぶずぶと貫入していくので、
ドキドキしましたが、周辺データからすると8mくらいまでは割とやわらかいそうで、
まぁ予想通りの結果だそうです。

2ヶ所目の測定に移ると、なかなか貫入していかないので、
"おっ、ここは固い地盤なのかな♪"と期待していたら、
地中に瓦礫があって当たっていただけで、
少し位置をずらしたら、スルスルと貫入していきました…。

SWS試験では土のサンプリングは基本はできないのですが、
棒が地面に入っていく時の音を聞いて、砂かどうかなど土質を判断していました。
職人技ですね。

今回はベテランさんと若手の二人組で、
ベテランさんが若者に音を教えてあげたりしていました。

ベテランさんいわく、
『前は全部手作業で、おもりをのせたり、
棒を回転させて回転数を数えたりしてましたけど、
今そんなことしてたら若い人が離れていっちゃいますから…』と。

ジオカルテ君のおかげで、だいぶ作業が楽になったそうです。


さらにジオカルテ君のすごいところは、
ジオカルテ君の本体の画面に、
何mまで測定したか、
何回転させたか、
さらに、
"換算N値"まですぐに画面に出てきます。

少し見にくいですが、
←(青矢印)のところに
"砂"や"粘土"のボタンがあって、
これを押すと、
換算N値の換算式も変わります。



測定が終わった箇所は、
棒を引き抜いたあとの穴に
メジャーを差し込んで、
水位を測定していました。
メジャーのどこから濡れているかをみる、
というアナログな方法でした。

電極を使った、もう少しみてくれの良い
測定器もあるそうです。

毛細管現象で穴の中の水位は通常よりも
高くなってしまっていたりするので、
あくまで参考程度だそうです。



いわゆる"井戸水"になるような地下水の高さを調べているわけではなく、
地中に停滞している水の高さを調べているそうです。

参考程度なのに測定するのは、
地盤改良が必要になった場合に、水位次第では使えない改良方法があるからだそうです。

ちなみにうなぎの寝床の地下の水位は、2.5m前後あたりから水があるらしく、
周辺データと比較してもそんなものだそうです。


5ヶ所の測定が終わると、
電話で解析担当の人と測定結果を検討して、
追加調査が必要かどうかを相談していました。

追加調査は必要ないとのことで、地盤調査は5ヶ所で終了しました。


最後に、この機械で土地の高低差を調べて下さいました。

→の部分がグルグル回ってレーザーを出していて、
その高さをいくつかのポイントで測定して、
高低差を測っていました。

これも簡易的な測定器らしく、
測量士さんが使うのはもっと本格的な測定器だそうです。





以上、約2時間で地盤調査が無事終了しました。

うなぎの寝床現場での初めての作業で、興味津々に質問するママに、
ジオテックの担当の方がとても親切に説明して下さって、有難うございました。
しっかり予習していったおかげで、充実した地盤調査見学でした。

調査報告は後日届くそうです。
地盤改良が必要になりそうな雰囲気でしたが…
結果が楽しみです。

2014年6月9日月曜日

地盤調査 〜N値

保育園の給食で、嫌いなモノはよけて、
好きなモノだけ先に食べておかわりを欲しがるらしい1歳の息子。

こないだは、トマトを残して、大好物のうどんのおかわりを欲しがると、
先生に、『おかわりはトマト食べてからね』と言われ、
うどんのおかわりを欲しい一心で、
目をウルウルさせて泣きそうになりながらトマトを食べたそうです。

保育園のしつけに感謝感謝のママです。


さて、『地盤調査 〜予習』で少しご紹介した『N値』の話です。

地盤の強さの判定に使われている『N値』。
N値』はボーリング試験の測定値で、
"63.5kgのハンマーを75cm自由落下させて、パイプを30cm地中に貫入させるための打撃回数"
が『N値』です。

スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)の結果も、N値に換算することで、
結果を比較したりすることができます。

SWS試験での実測値から、換算式を用いて、
『換算N値』を求めます。
  Wsw = おもりの重さ
  Nsw = 1mあたりの半回転数
(ハンドルを回転させることなく、おもりの重さだけで貫入した場合は、
Nsw = 0 。)

この2つの値から、N値を換算して算出します。

土の性質によって換算式は異なります。
N値換算式】
 粘性土:0.03Wsw + 0.05Nsw
 砂質土:0.02Wsw + 0.067Nsw
 礫質土:0.02Wsw + 0.067Nsw

で、どのくらいの地盤の強さだと、どういう基礎構造にしないといけないか、
というのは、2000年に改正された建築基準法に定められていて、
詳しくはこちらに図つきで説明されているので、ご参照下さい。

基礎構造を決めるにあたって必要なのは、
『長期許容地耐力(kn/㎡)』という値で、
N値×80% くらいがこれに相当するそうです。

ちなみに、『宅地防災マニュアル』というのが定めている、
"軟弱地盤"の目安は、
地表面下10mまでの地盤に次のような土層の存在が認められる場合としています。
  1. 有機質土・高有機質土(腐植土)
  2. 粘性土で、標準貫入試験で得られるN値が2以下、あるいは、スウェーデン式サウンディング試験において100kg以下の荷重で自沈するもの(換算N値3以下)。
  3. 砂質土で、標準貫入試験で得られるN値が10以下、あるいは、スウェーデン式サウンディング試験において半回転数(Nsw)が50以下のもの(換算N値5以下)。

さてさて、うなぎの寝床の地盤のN値はいくつでしょうか。
地盤調査が楽しみです。

2014年6月5日木曜日

地盤調査 〜予習

リビングで一人で遊んでいた息子。
なんか静かだなー、いたずらしてるに違いない!
と思ってのぞきに行くと、
パソコンの前におとなしく座って、
YouTubeで"おーい かばくん"を見ていました。

あら、意外。
いい子だねー、と言った矢先、

黒い小さな部品を嬉しそうに握っていることに気付き、
飲み込めてしまう大きさだったので、急いで取り上げたものの、
何の部品か分からず…どこからとったのかしらと探していると…



ちょっと離れたところに、
パソコンのキーボードの『S』が!!

謎の部品は、キーボードのものでした…。

こちら、息子が解体したパソコンです。

その後、パパにより無事修復されました…。


さて、地盤調査の予習を、忘れないうちにまとめておきます。

今回、地盤調査をお願いする予定の"ジオテック株式会社"のHPに、
詳しく説明が載っているので、詳細はそちらをご参照下さい。

要点だけかいつまんでまとめると、
地盤調査には、大きく二つの方法があります。

■ボーリング検査(15-25万円)

一般的な地盤調査の方法で、
ママも家づくりをはじめる前から、名前は聞いたことがありました。

地盤の堅さだけでなく、実際に土を採取して検査します。
ただ、費用や時間がわりとかかります。

ただし、RC造や鉄骨造の場合には、
ボーリング検査をする必要があります。

■スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験):4-5万円

こちら聞き慣れない名前です。
ママも家づくりをはじめてから知りました。

Swedish  スウェーデン式の
Weight    おもりによる
Sounding    探査(sound【動詞】探る)
test

で、『SWS試験』です。
1917年に、スウェーデン国有鉄道が、
不良路盤の調査に採用した方法だそうです。

ローコスト、短時間でできる検査なので、
木造住宅の場合は、まずはSWS試験を行います。



SWS試験に使うのはこんな機械です。

これを地面に垂直に立てて、
おもり(10kg×2枚、25kg×3枚)を
1枚ずつのせていき、
のせるごとに沈むかどうかを観察します。

もともと5kgの重みがあるので、
おもりを全てのせると合計100kgになります。

100kgのおもりをのせた状態で、
先端が静止している場合は、
ハンドルを回転させて、先端を貫入させます。
先端が25cm貫入するのに、ハンドルを何回転させたか、を記録します。
回転数は、180度を1回とカウントするそうで、
『●半回転数』という単位になります。

土を直接採取することはできないので、
土質の判定は、ロッドが回転する『音』で判断するので、
測定者によって判定に差が生じやすいようです。

地中に瓦礫などの固いものがあると、
それ以上検査できないこともあります。

最大10mの深さまで調査可能で、
調査終了後、この機械を引き抜いた後の孔を利用して、
メジャーで地下水位を測ります。

建物建設予定の範囲の、四隅+真ん中1点の5ヶ所の測定をするのが一般的です。
なので、ひろーい土地の一部にだけ家を立てるような場合には、
調査までに建物の形と配置が決まっていないといけません。

うなぎの寝床は、形も配置もまだ未定ですが、
きれいな長方形で、しかも建坪率が低いわけではないので、
素直に土地の四隅と、真ん中をとればよいのでしょう。

で、地盤調査の結果から、『N値』というのを算出して、
地盤の強さを判定するようですが、
ややこしいので『N値』についてはまた後日。


地盤調査の日程を、ママが立ち会える日で調整して、
来週に決まりました。

現場でのはじめての作業。
今からワクワク楽しみです。

2014年6月4日水曜日

不動産取得税

『トントントン』と言いながらドアをノックすることを覚えた息子。

保育園帰りの満員電車の中で、
『トントントン』と言いながら見知らぬ人の肩をたたこうとする息子を、
必死に抑えるママでした…。


土地の購入に伴う税金として、固定資産税のほかに、
『不動産取得税』というのもあるようで…
いつどれだけ払えばよいのか、調べてみました。

ちなみに、『不動産取得税』は"土地"にも"家屋"にもかかりますが、
今回はひとまず"土地"についてだけ調べました。

それにしても、本当に税金てイヤですねぇ。
合計どれだけとられていることやら。

1.不動産取得税とは?

『不動産取得税』は"地方税"で、
不動産(土地・家屋)を取得したときに、一度だけとられる税金』です。

取得の理由に限らず、相続以外の取得すべてにかかるそうです。
売買だろうと、贈与だろうと、交換だろうと、
有償でも無償でも、新築でも改築でも、何であっても、
相続以外で不動産を手に入れたら『不動産取得税』がかかります。

2.いつ納める?

東京都の場合は、不動産を取得してから30日以内に、
『不動産取得申告書』を不動産所在地の管轄の都税事務所へ提出します。

すると、都税事務所から『納税通知書』が後日送られてくるので、
それに従って、期日までに納めます。

と、東京都主税局のホームページに案内が載っています。

………しまった!!
不動産を取得してから既に30日過ぎてました!

3.住宅用土地の不動産取得税の軽減

土地を取得してから3年以内に、その土地に住宅(50-240㎡)を新築した場合は、
不動産取得税が軽減されます。
土地の価格や床面積にもよりますが、最大45,000円が軽減されます。

その他、特例の細かい適応条件はこちらをご参照下さい。

4.納税額

2015年3月31日までは、
 課税標準額(価格×1/2) × 3%
となっています。

…結構な金額になりそうです…。


で、3.の"軽減の特例"を受けるためには、
"不動産を取得してから60日以内"に申告する必要がある、
と、書かれているので、急いで書類を持っていかなきゃ!と、
書類を準備しようとしたものの、よく分からない点がいくつかあったので、
まず電話で問い合わせてみました。

すると、

『法務局で登記された情報が都税事務所に送られてきて、
それに基づいてこちらから夏頃に申告書をお送りしますので、
それを返送して頂ければ大丈夫です。』

と、優しい声のお姉さんが丁寧に教えてくれました。

都税事務所まで行かなくても、郵送だけで手続きは済むそうです。

ふぅ、一安心。

よく分からない時は、電話で直接問い合わせるに限るな、
と思ったママでした。

2014年6月2日月曜日

地盤調査費用の見積り

6月とは思えない暑さと日差しで、
息子にも帽子をかぶせようとしたら、
全力で拒否されました…。

頭に何かかぶるのがイヤらしく、
ベビーカーのサンシェードも嫌がる始末…
日に日に小麦色に日焼けしております。

でも、保育園のお散歩では、
みんなとお揃いの帽子をお利口にかぶっています。
帽子をかぶらないとお散歩に行けない、と、
1歳ながらちゃんとわきまえているようです。


さて、地盤調査(SWS試験)の見積りが出ました。
2社から見積りをとって、2社とも

 4万円+消費税 = 43,200円

でした。
4.5-5万円くらいが相場と聞いていたので、
まぁ相場通りですね。

地盤調査が3万円、とか格安のところもあるようですが、
どうやらそういう業者は、自社で地盤改良もやっていて、
必要以上に『地盤改良が必要』という結果にして、
地盤改良費で儲けているらしいので、
まぁ相場くらいが安心です。

2社とも同じ見積り価格だったので、
より大手のジオテック株式会社に依頼することにしました。

好奇心旺盛なママは、
日程次第で地盤調査に立ち会いたいなと思っているので、
その前に地盤調査の予習中です。

予習のまとめは、長くなりそうなのでまた後日。

地盤調査はこれからなのに、
地盤改良費の概算見積りをどう算出していたかというと、
たとえば地盤情報検索や、
これまでの調査結果が地図にプロットされている地盤マップなどを
参考にしていたようです。

実際には地盤を調査してみないと、
どれだけ地盤改良が必要か分かりませんが。

うなぎの寝床の地盤はいかがなものでしょうか。