2014年5月17日土曜日

高性能グラスウールってなに?

今月に入って、『パパバイバイ』と言えるようになった息子。
ついに二語文デビューです。

一度言えるようになるとはやいもので、
毎日帰りの電車を降りると、『でんしゃバイバイ』と言ったり、
『ぞうさんいた!』と言ったり、
少しずつお話が上手になってきました。


今回は、『グラスウールってなに?』でおあずけにした、
高性能グラスウールのお話です。

世の中のグラスウールの表記を見ると、
『グラスウール24K』のように書いてあるのですが、
この『K』というのは、グラスウールの性能を表す単位です。

数値はそのグラスウールの『密度(kg/㎡)』で、
たとえば"24K"は、"密度24kg/㎡のグラスウール"ということです。

いろいろな密度のグラスウールが製品化されていて、
それぞれの密度ごとの性能(熱伝導率)はこちらにまとめられています。
この表を見ても分かる通り、
密度が高いほど、つまり、"●K"の数値が大きいほど、断熱性能がよい、
ということになります。

"ガラス繊維の密度が低い方が、空気をたくさん含んでいて熱を伝えにくいのでは"
と思ってしまいそうですが、
空気が断熱性能を発揮するためには、『静止した空気』であることが大事なので、
グラスウールの密度が低いと、隙間が多くて空気が対流しやすくなってしまうのです。
密度が高いほど、空気が動きにくいので、断熱性能が高くなるのです。

最近では、『高性能グラスウール』というのもあります。

ただの『グラスウール』と何が違うかというと、
ガラス繊維の太さが違います。
高性能グラスウールは、ガラス繊維が細く、
その太さは"ただのグラスウール"の半分程度です。

何が『高性能』かというと、
同じ密度の"ただのグラスウール"と比較して、断熱性能が良いのです。

なぜ断熱性能が良いかというと、
ガラス繊維がより細いので、繊維の間に、
空気をより動かない状態でキープできるから、です。

『高性能グラスウール』の単位は"K"ではなく、"KHG"みたいです。
"HG"は"高性能グラスウール"を意味しているので、
別に単位は同じ"K"でよいのではないかとママは思いますが…。

高性能グラスウール16KHG(密度16kg/㎡)の断熱性能は、
(ただの)グラスウール24K(密度24kg/㎡)の断熱性能と同じです。

同じ性能で、どのくらい価格が違うのか気になって調べたのですが、
グラスウール製品にはバリエーションがありすぎて、
一概に比較できず、よく分かりませんでした…。

ただ、グラスウールメーカーの製品一覧を見ていると、
ほとんどが"高性能グラスウール"と書いてあって、
最近は、高性能グラスウールが一般的に使われているのでは…
とママは感じました。

グラスウール業界での、高性能グラスウールのシェアが気になりましたが、
ママ調査では分かりませんでした。

いろいろ調べた結果、高性能うんぬんよりも、
 グラスウールは施工が命
とママは思いました。

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